IBは本当に必要？

~そもそもIBDPを取得しても必要なのか。~

国際バカロレアディプロマプログラム（IBDP）は世界的に認知されており、多くの大学や教育機関で高い評価を受けています。IBDPの取得がすべての学生にとって必要かどうかは、学習目標、キャリア目標、や個人的な状況によって違います。

IBDPのメリットは広範な学問的スキルの獲得です。IBDPは厳しいカリキュラムを提供し、批判的思考、国際的な視野、研究スキルを育成しています。これらのスキルは、大学や将来の職業で役立つと広く認識されています。IBDPは生徒に高いアカデミックスタンダードを要求します。IBDPを持つ学生を優先的にいれる大学も少なくなく、入学時に学業成績の評価や学費の減免がされることもあります。IBDPは世界中で認知されており、国際的なキャリアを目指す学生にとって有利です。特に多国籍企業や国際機関で働く際には、IBDPは有力な資格と見なされます。
ただ、IBDPは学業的にも時間的にも大きな負担が伴います。自分にとって適切なペースで学べる環境かどうかを考える必要があります。IBDPを提供する学校は授業料が高い場合もあり、IBを提供している学校が地理的に限られている場合もあります。IBDPの取得が必ずしもすべての職業や進路に必要というわけではありません。技術系や特定の職業訓練を要する分野では、IBDPよりも他の資格が必要な場合もあります。
そのため、IBDPの取得は、多くの生徒にとってとても有益ですが、個人の学習スタイル、進路の目標、財政的な面で考えてみることも必要です。そして、IBDPは学生のアカデミックな成長だけでなく、個人の成長にも寄与するという点を忘れないでください！！

~IB卒業生からのちょこっとIBアドバイス~

世界のIB生では、IBの教育に共感しているためIB教育は受けるが最後のDP試験は行わないという生徒も多くいます。DP資格はもちろん今後の未来の視野を広げるためにもすごく価値のある資格ですが、絶対になければいけないものではありません。IB教育に共感はするが、そこまで勉強面や生活面をハードにしたくない！他にやりたいことがある！という場合はその選択肢もありかと思います。ただ、個人的にもDP資格があることによって海外の大学にスムーズに入れたり、自分のやりたいことをやっていく上でもDP資格というアピールポイントが大いに役立っています！！！